カウンセリング


「カウンセリング」と聞くとどんなことを想像しますか。日常的にはよく相談とか助言とかの意味で使われますが、こと人の悩みに関しては、カウンセラーが一方的に解決方法を教える、ということはあまりありません。何故なら、多くの場合、それは解決につながりにくいということを知っているからです。答えは一人一人違っていて、その人らしい道があるはずです。カウンセリングは「本当は自分はどうしたいのか」を共に考え、”自分を大切にしながら自ら解決していく” のを援助しようとするものです。人は誰でも、成長する力、より良く生きようとする力を持っています。その力が発揮できるよう、カウンセラーは応援したいと思います。

また、上手に話せない、何を話して良いか分からないという人は、描画やコラージュ、箱庭療法などイメージの世界で遊ぶこともできます。私たちの持つイメージは、宇宙のように広い心のどこかから、浮かんでは消え、消えては浮かんでくるものです。そのイメージをイメージのままに表現し、心の宇宙とつながることは、心のどこかにある生きる力とつながっていくことです。